アナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

以前の記事Googleサーチコンソールとアナリティクスとを連携する話を紹介しましたが、この連携により、アナリティクスでサーチコンソールの一部データを確認することができるようになります。

では、いったいどんなデータがどこまで確認できるのか?について、今回アナリティクスの画像を使いながら見ていくことにしますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います★

アナリティクスとサーチコンソールの違いと連携する意味について

アナリティクスもサーチコンソールも、どちらもGoogleが提供する無料で高機能解析ツールなんですが、それぞれ役割(使う目的)が異なります。

まずはその点から簡単にご説明します。

ツール 主な用途
アナリティクス 流入元やページビュー、滞在時間や直帰率などの確認
コンバージョン設定

など
サーチコンソール 検索クエリの確認
インデックス状態の確認
インデックスされない原因の確認と対応

など

つまり、両者で取り扱うデータには、以下のような大きな違いがあると言えます。

サーチコンソールとアナリティクスの違い
  • アナリティクスは流入のデータ
  • サーチコンソールは流入のデータ

なので、アナリティクスとサーチコンソールとを連携することで、アナリティクス側で流入前後のデータが両方解析できるようになるというメリットがあるわけです。

「アナリティクスで検索クエリも分かるようになれば楽だよね」というのが、サーチコンソールと連携する意味かな〜と思ってます。

アナリティクスとサーチコンソールの連携後に確認できるデータ

Googleアナリティクスとサーチコンソールとを連携する方法は、以下の関連記事で紹介していますので、そちらを確認いただいた上で、

アナリティクスでプロパティを追加する方法やGoogle サーチコンソールとの連携方法解説

2018年11月13日

サーチコンソールで連携後、アナリティスクの画面にアクセスすると、
集客」のメニューの中に「Search Console」が増えているのがわかるかと思います。
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

で、その「Search Console」下には以下のメニューがあります。
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

Search Consoleメニューで確認できるデータは以下の4点。

Search Consoleメニューで確認できること
  • ランディングページ
  • デバイス
  • 検索クエリ

では、1つずつ見ていくことにしましょう。

検索クエリ

Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

このページでわかるデータは以下のとおりです。

Search Consoleの「検索クエリ」
  1. 検索クエリ:検索ワード
  2. クリック数:Googleの検索結果ページでクリックされた回数
  3. 表示回数:Googleの検索結果ページで表示された回数
  4. クリック率:クリック数÷表示回数x100
  5. 平均掲載順位:検索結果の順位の平均値

これらのデータや値は、サーチコンソールの以下の部分のデータと同じです。
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

サーチコンソールでも、デバイスや国で絞り込みできますが、
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

アナリティクスの方でも、セカンダリディメンションで参照元やOS、デバイスなどで複合的な解析ができ、さらにアドバンスフィルタでも絞り込めるので、より詳細なデータを確認することができます。
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

どっちが優れているとかの話ではないので、アナリティスク側で検索クエリも調べたいと思っている人には、うれしい機能なんじゃないかと思います。

なお、サーチコンソールとアナリティスクを比較するときは、集計期間を合わせないとデータがずれて見えるでの、例えば両者「28日間」などで揃えておくと良いでしょう。

ちなみに、上記画像は集計期間がずれたものをスクショ撮ってしまいましたので、数字がバラバラです…

ランディングページ

ユーザーが最初にアクセスしたページについて、各種データを確認することができます。
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

このランディングページでわかるデータは以下の通りです。

Search Consoleの「ランディングページ」
  1. 表示回数:検索結果に表示された回数
  2. クリック数:検索結果でクリックされた回数
  3. クリック率:表示回数に対するクリック数の割合
  4. 平均掲載順位:検索結果の平均順位
  5. セッション:訪問回数
  6. 直帰率:訪問したページだけ見て、その後すぐに離脱された割合
  7. ページ/セッション:セッションあたりの見られたページ数の割合
  8. 目標の完了数:目標を設定した場合の完了数
  9. 目標値:目標を設定した場合の値
  10. コンバージョン率:セッションあたりの目標達成の割合
ここのデータの具体的な見方などは別のアナリティクス記事でまとめようと思いますが、「検索クエリ」とこの「ランディングページ」により、検索流入前後のデータがざっとカバーできるわけです。これはホントに便利ですよね。

国とデバイス

ページにアクセスしたユーザーの国情報や、ユーザーが利用しているデバイス情報もわかります。

●国
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

●デバイス
Googleアナリティクスとサーチコンソール連携後の「Search Console」メニューの使い方まとめ

ランディングページ同様、それぞれ表示回数やクリック数なども調べられるようになっています。

特にデバイスについては、運営しているブログのジャンルによっては全然結果が変わってくるんで、要チェックじゃないかと思いますね。

・・・

なお、サーチコンールやアナリティクスについては、以下の関連記事でも紹介していますので、合わせて参考にしてもらえれば嬉しいです。

インデックスカバレッジの有効・除外ステータスの解説と対処法まとめ-後編(サーチコンソール2019年版)

2019年6月24日

インデックスカバレッジレポートの対処法やステータスの意味まとめ-前半(サーチコンソール2019年版)

2019年6月9日

Googleにインデックスされているブログ記事数を確認する方法(サーチコンソールなど)

2019年4月7日

Googleサーチコンソールで新規にドメイン追加(認証)する方法のまとめ

2019年4月1日

アナリティクスでプロパティを追加する方法やGoogle サーチコンソールとの連携方法解説

2018年11月13日

最後まで読んでいただき、ありがとうございました★

関連記事

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

STORKのテーマやプラグインなど、WordPressを使ったアフィリエイトに関する記事を中心に紹介しています。そのほかにもMacやiPhone、HTML、CSS、Javascript、PHPなどの記事もちょこちょこ書いています★