All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

All In One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能についての解説と、オススメの設定方法に関するまとめを書きました。

ソーシャルメディア機能は、FacebookやTwitterに投稿をシェアする際に使うmeta property="og:descriptionmeta name="twitter:card"などの基本的な設定を行います。ちょっとややこしい部分も含みますが、できる限りわかりやすく紹介していくので、ぜひ参考にしてもらえればと想います★

All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の特徴

まず最初に、All in One SEOのソーシャルメディア設定に関して、簡単に特徴からリストアップします。

All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の特徴
  1. ブログのタイトルとディスクリプションとは、別にog:titleやog:descriptionを個別に指定できる(もちろん、同じにすることもできる)
  2. OG:image の設定を細かくできる(デフォルトの画像の引っ張り方とか)
  3. ソーシャルプロフィールリンク(ナレッジグラフカード)の設定も可能。ビジネス用にもいいのでは?
  4. Twitterカードの画像の要約か大きい画像かの初期値を決めることができる
  5. TwitterとFacebookでog:imageを変更できる

いろいろあるけど、

og:descriptionog:titleなどを、ブログの一般設定のものと同じにできるし、記事やページ別に情報を変えることもできるよ、というのがこの機能のおおきな特徴だと思います。

また、FacebeookのOG:imageとTwitterカードで、それぞれ別々の画像を指定することもできるから、推奨サイズに合わせて適切なイメージを設置したり、あるいは意図的に発信する画像を変えるなんてこともできるわけです。

で、またこれも全部同じ画像に統一してメタタグに出力することも可能なので、カスタマイズしたい人も、細かい設定が面倒な人も、どっちでも使える便利な機能なんです。

・・・

では、その具体的なソーシャルメディア設定の方法を、以下で見ていきますね★

All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の方法

ソーシャルメディア設定の機能は、All in One SEO Packの一般設定の方からができないので、WordPress管理画面の左メニュー「All in One SEO」>「機能管理」へ進んで、
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

機能管理のページの中からソーシャルメディアの「Active」ボタンをクリックします。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

All in One SEOに「ソーシャルメディア」のメニューが追加されるようになりましたので、以下の❶〜❻の設定(「ソーシャルメタ情報をスキャン」はサイトスキャンするだけ)が可能になります。

All in One SEOのソーシャルメディア機能でできること
  1. ホームページ設定
  2. 画像設定
  3. ソーシャルプロフィールリンク
  4. Facebook設定
  5. Twitter設定
  6. 詳細設定
  7. ソーシャルメタ情報をスキャン

ホームページ設定

ここではホームページ(ブログトップページ)のOGタイトルやディスクリプションの設定を行います。

All in One SEOのホームページ設定のポイント
  1. 「AIOSEO の Title と Description を使用する」にチェックを入れる

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AIOSEO の Title と Description を使用する
チェックを入れることで、All in One SEO Packの一般設定で設定されたタイトルと説明をそのまま共有できます。
(ホームタイトルとホームのディスクリプションの入力フィールドが非表示になる)
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

例えばディスクリプションであれば、meta name="description"meta property="og:description"meta name="twitter:description"を全部一緒の情報にすることになりますが、SNSごとに分ける意図がなかったり、個別に管理するのが面倒なのであれば、基本はここにチェックを入れる形が良いでしょう。

サイト名
「一般設定」のサイト名が自動で入っているので、このままでOK。

画像の設定
トップページ用の OG:Image 画像をアップロードできます。アップしない場合は、このあと下で紹介する「デフォルトのOG:Image」に指定された画像が表示されます。

All in One SEOプラグインで用意されているデフォルトの OG:Image(wp-content/plugins/all-in-one-seo-pack/images/default-user-image.png)のままだと、あまりよろしくないので・・・

ホームページ設定でも、画像設定のデフォルトの OG:Imageのどっちでもいいですが、OG:Image にはブログに合った適切なものをアップロードするようにしてください。

画像設定

続いて、ブログの OG:Image に関する設定を行います。

All in One SEOの画像設定のポイント
  1. 「OG:Image ソースを選択」はデフォルト画像にしておく
  2. その下の「デフォルトの OG:Image」で適切な画像をアップロードしておく

All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

OG:Image ソースを選択
画像が見つからない場合はデフォルトを使用
テーマにもよりますが、記事やページを更新するときに「アイキャッチ画像」を指定しておくと、だいたいそれが OG:Image として出力されます。

でも、アイキャッチがないときや、画像を使わない記事の場合は、OG:Image に出力する「替わりの画像」を決めておく必要があります。

で、『じゃあその替わりの画像はどこから引っ張ってくればいいのか?』をここで指定する訳ですが、基本は「デフォルト画像」にしておけば問題ないです。

※参考までに、公式サイトから引用させていただき、OG:Image ソースの引用先を以下でまとめておきます。

デフォルト画像 ソーシャルメタ設定ページのデフォルトOG画像として指定された画像を使用します
おすすめの画像 投稿からのおすすめの画像を使用する
最初の添付画像 投稿の最初の添付画像を使用します(メディア添付ファイル)
コンテンツの最初の画像 投稿のコンテンツの最初の画像を使用します
カスタムフィールドからの画像 カスタムフィールド(設定で指定されたフィールド名)から指定された画像を使用します
Post Author Image 投稿/ページの投稿者のアバターを使用します。
最初に利用可能な画像 これらのオプションすべてを自動的に通過します

https://semperplugins.com/documentation/social-meta-module/#select-og-image-source

なお、デフォルト画像にしておくことで、の「画像が見つからない場合はデフォルトを使用」のチェックも不要になります。


デフォルトの OG:Image
上の①でデフォルト画像を選んだら、その画像をここからアップロードします。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

まとめると、

❶記事にアイキャッチ画像があれば、それをOG:Imageとして使う。
アイキャッチ画像がないときは、ここでアップロードしたデフォルト画像をOG:Imageとして使う。

こんな感じです。


デフォルトの画像幅
デフォルトの画像高さ
OG:Imageの画像の幅と高さを指定することができます。

Facebookの推奨サイズである、幅1200ピクセル、高さ630ピクセルに合わせるために、ここで画像の幅や高さを指定する場合がありますので、必要に応じて設定してみてください。


画像にはカスタムフィールドを利用する
カスタムフィールドで画像をアップロードできるようになっている場合に、そのカスタムフィールド名を入れます。あまり使う機会がないかもしれませんが、一応。。。

ソーシャルプロフィールリンク

そもそもこれは何のための情報なのか?というと、公式サイトではこう書いてあります。

この情報は、Googleの検索結果の右側に表示されるGoogle Knowledge Graphに使用されます。

https://semperplugins.com/documentation/social-meta-module/#social-profile-links

ナレッジグラフカード」とは↓こんなやつですね。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

で、このソーシャルプロフィールリンクで入力する情報が以下の3点です。
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各フィールドに情報を入力することで、"@type" : "Person"・・の構造化データを使用することができます。(ソースコード内に自動で追加出力される)

プロフィールリンクの出力例
<script type=”application/ld+json”>{
“@context” : “https://schema.org”,
“@type” : “Person”,
“name” : “デジナビ”,
“url” : “https://digitalnavi.net”,
“sameAs” : [“http://STORKのテーマやプラグインなど、WordPressを使ったアフィリエイトに関する記事を中心に紹介しています。そのほかにもインターネットで見つけた話題や、興味のあるテーマを中心に記事を書いています。”] }</script>

ソーシャルプロフィールリンク
上記データの"sameAs"で表示される部分のテキストです。

個人または組織のどちらですか ?
「個人」を選ぶと"@type" : "Person"と表示されます。

関連付けられた名前
"name" : "デジナビ"の部分に入る値です。

個人ブログを運営している限りでは、必須設定ではない感じがしますね。。

Facebook設定

meta property="og:title"meta property="og:description"など、FacebookのOG設定を行います。

All in One SEOのFacebook設定のポイント
  1. Facebookページを持っていなければ、「記事のタグを自動生成する」「投稿 オブジェクト型(post)」「固定ページ オブジェクト型(page)」の最低3点チェックしておく
  2. カスタム投稿タイプを使っている場合、「投稿タイプの Facebook メタを有効にする」で対象の投稿タイプにチェックしておく

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Facebook 管理者 ID
Facebook App ID
Facebookページを持っていれば、それぞれ情報を入力します。

記事のタグを自動生成する
チェックを入れると、「記事のタグにキーワードを使用」「記事のタグにカテゴリーを使用」「記事タグで投稿タグを使用」のチェックボックスが表示されます。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

これはあとでも出てきますが、「投稿 オブジェクト型(post)」「固定ページ オブジェクト型(page)」で「記事」が選択されている場合、

<meta property=”article:tag” content=”wordpress” />
<meta property=”article:tag” content=”google” />
<meta property=”article:tag” content=”seo” />

のように、その記事で使われているカテゴリーやタグを1つずつmeta property="article:tag"で出力してくれます。


投稿タイプの Facebook メタを有効にする
カスタム投稿タイプを使っているブログでは、「投稿タイプの Facebook メタを有効にする」で対象の投稿タイプにチェックを入れないと、投稿画面ページに「ソーシャル設定」タブが出てこないことがあるようです。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

わたしが経験した事例だと、Custom Post Type UIプラグインで追加したカスタム投稿タイプの場合、「Facebook メタを有効にする」のチェックを入れないと「ソーシャル設定」タブが使えませんでした。

Facebook Publisher の記事を表示
FacebookページのURLを指定します。(FBページ持っている場合)

記事に Facebook の著者を表示
「ユーザー」>「あなたのプロフィール」画面にある「Facebook」フィールドのURLを表示します。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

上の⑤と同じURLを入れておくと良いですが、これもFacebookページを持っていなければ空のままでOKです。

投稿 オブジェクト型(post)
固定ページ オブジェクト型(page)
meta property="og:type"を指定します。個人ブログだと「記事」のままでOKでしょう。

Twitter設定

Twitterに投稿をシェアする際の「Twitterカード」に関する設定です。

All in One SEOのTwitter設定のポイント
  1. 「デフォルト Twitter カード」で、Twitterに画像付きで投稿をシェアしたとき表示される画像サイズを指定しておく

All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

デフォルト Twitter カード
「要約」か「大きい画像」を選びます。

この違いは、Twitterに投稿がシェアされたときの画像の表示サイズです。

Twitter カードタイプ「要約」
メタタグ <meta name=”twitter:card” content=”summary“>
画像表示 WordPressの記事をTwitterにシェアする時に好きな画像を指定する方法
Twitter カードタイプ「要約の大きい画像」
メタタグ <meta name=”twitter:card” content=”summary_large_image“>
画像表示 WordPressの記事をTwitterにシェアする時に好きな画像を指定する方法
なお、この設定は初期値なので、投稿画面で記事ごとにサイズを変更することができます。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

Twitter サイト
ツイッターのユーザー名(@********)を入力します。
入力した値はmeta name="twitter:site"として出力されます。

Twitter 投稿者を表示
Facebookページのときと同様に、「ユーザー」>「あなたのプロフィール」画面にある「Twitter」フィールドのURLを表示します。
ここに入れた入力値がmeta name="twitter:creator"として出力されるようです。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

Twitter ドメイン
ブログのドメイン(https://は含めない)を入力します。

meta name="twitter:domain"としてドメインが表示されるようですが、わたしのブログだと何も出力されませんでした。。。

詳細設定

投稿画面のソーシャル設定のタイトル、説明(ディスクリプション)に関する設定です。

All in One SEOの詳細設定のポイント
  1. 「抜粋」を使っていなければ、チェックなしのままでもOK

All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

タイトル内のショートコードを実行
ディスクリプション内のショートコードを実行
投稿画面の「ソーシャル設定」のタイトルと説明欄で、ショートコードを実行できるようになるみたいです。が、あまり使う機会がないのでチェックはどっちでもよいかなと・・

自動生成 Open Graph 説明文に本文を使用
ここのチェックを入れると、デスクリプション(説明欄)に「抜粋」でななく、「記事本文の最初から200文字まで」を使えるようになります。※HTMLタグは除去されます。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

もちろん、記事ごとに説明文は変更することができますが、そもそも投稿画面で「抜粋」を使ってなければ、記事本文の最初から勝手に200文字取得してデスクリプションを出力してくれるでの、ここもチェックの必要性があまり感じられません。

デフォルトでは、All in One SEO Packは自動生成されたOpen Graphの説明として投稿からの投稿抜粋を使用し、抜粋が存在しない場合はコンテンツの使用にフォールバックします。一部のユーザーはこの動作を変更したいと思うかもしれません。この設定は、自動生成されたOpen Graphの説明に常に投稿内容を使用し、投稿の抜粋を無視します。

https://semperplugins.com/documentation/social-meta-module/#use-aioseo-title-and-description

ソーシャルメタ情報をスキャン

重複したソーシャルメタタグがないかを、スキャンチェックしてくれます。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

「いますぐスキャン」ボタンをクリックして、「重複の meta タグが見つかりませんでした。」と表示されればOなです。
All in One SEO Packのソーシャルメディア設定の機能説明と使い方のまとめ【2019年版】

SNS関連のプラグインを入れたりテーマをカスタマイズすると、メタタグが重複する可能性があるので、一度チェックはしておくと良いと思います〜

ソーシャルメディア設定の具体的な使い所

ここまでいろいろ機能の説明をしてきましたが、実際にこのソーシャルメディア機能をどのように使えばいいか?について、以下の関連記事でまとめています。

具体的には、投稿記事をTwitterにシェアするときに「画像サイズ」を指定する方法を紹介していますので、こちらも合わせてチェックしてもらえればと思います★

WordPressの記事をTwitterにシェアする時に好きな画像を指定する方法

2019年6月14日

All in One SEOのソーシャルメディア設定の使い方まとめ

最後に、ソーシャルメディア設定のポイントをまとめます。

  1. ホームページ設定で「AIOSEO の Title と Description を使用する」にチェック
  2. 画像設定で「OG:Image ソースを選択」はデフォルト画像にしておいて、その下の「デフォルトの OG:Image」で適切な画像をアップロード
  3. ソーシャルプロフィールリンクは、特に設定は不要
  4. Facebook設定で「記事のタグを自動生成する」にチェックし、(個人ブログだと)投稿 オブジェクト型(post)、固定ページ オブジェクト型(page)は「記事」にしておく
    (Facebookページを持っている人は、その情報を各所入れておいてOK)
  5. Twitter設定のは、デフォルト Twitter カードを「要約」か「大きい画像」か選んでおく
  6. 詳細設定は何もなしでOK
  7. ソーシャルメタ情報をスキャンは、重複したソーシャルメタタグがないかどうかを一度やってみると良いかも?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました★

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2019年6月1日

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