Search Replace DB – WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方

WordPressを別のサーバーにお引越しする際、ネックになるのは「データベース情報の移行」です。

wp_optionsなどのテーブルの中には「シリアライズされたデータ」が入っているので、SQL内のURLをテキストエディタで置換するだけでは、うまく移行できない場合があるためです。

そこで役に立つのが、今回紹介させていただくSearch Replace DBというスクリプト。これは、ボタン1つで面倒なデータベース情報の置換作業を全部やってくれるので、ドメインもサーバーも全部新しく変えちゃうレベルの移管に限らず、サーバーだけ乗り換える場合にもオススメの移行サポートツールです。

今回のSearch Replace DBは、手動でやるサーバー移行の中の一部分の話です。
Search Replace DBの前後でやる移行作業については、以下の関連記事で流れをまとていますので、そちらも並行して確認してもらえると、イメージしやすいかと思います★

ヘテムルサーバーのWordPressをエックスサーバーへ手動で引越しする方法まとめ

2018年11月7日

Search Replace DBのダウンロード

Search Replace DBのスクリプトをダウンロードするために、以下のページにアクセスします。

まずは、ページの中段にあるKnowledge check

  • I accept this script can be a security risk
  • I understand that this script must not be left in a public facing web server
  • I am a developer and I know what I’m doing!

の3つのチェックボックスにチェックを入れます。
Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方

日本語訳するとこんな感じのことが書いてあります。

  • このスクリプトはセキュリティ上のリスクになる可能性があることを了承します。
  • このスクリプトは、一般向けのWebサーバーに残さないでください。
  • 私は開発者であり、自分のしていることを知っています。

WEB上でデータベース情報を書き換えるので、当然セキュリティリスクはありますよ〜、といった内容ですね。

全部チェックすると、その下にメールアドレスの入力フォームが表示されるので、
Name(名前)
Email(メアド)
を入力して「SUBMIT」ボタンをクリックします。
Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方

しばらくすると、登録したメアド宛に以下のようなメールが届くので、Download Search Replace DB v 3.1.0 here.のリンクをクリックしてSearch Replace DBのデータをダウンロードします。
Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方

Search-Replace-DB-3-1-0-emaildownloads.zipをクリックして、Search-Replace-DB-masterフォルダが現れたら、そのまま移行先のサーバーにフォルダごとアップロードします。

Search Replace DBでのデータベース情報の置換

http://自分のブログのドメイン名/Search-Replace-DB-master/

にアクセスすると、以下のような画面が表示されます。
Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方

入力をミスるとリカバリーが手間なので、以下の点に注意しながら進めるようにしましょう★

Search Replace DBに使い方と設定のポイント
  1. search/replaceには、移行前と移行後のURLをそれぞれ入力する
  2. databaseには、自動で新サーバーのDB情報が入るはずなので、確認だけする
  3. tableは、初期値であるallが選ばれた状態で進める(さわる必要なし)
  4. dry runボタンで試験運転して、問題なければlive runボタンで置換する
  5. 最後に、Search Replace DBのスクリプトをサーバーから消去することを忘れずに!

と言っても、やることは移行元と移行先のドメインを入力して、置換実行ボタンをクリックするだけなので、そこだけ気をつければOKです。

Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方
replace
移行「前」のURLを入力します。

with
移行「先」のURLを入力します。

ドメインを変更しな場合は、①②とも同じURLが入ります。

.comや.netの後ろにスラッシュは入れないようにします。

例)移行元、移行先ともにURLがhttps://digitalnavi.net/だったら、①②に入れる値はhttps://digitalnavi.net(スラッシュなし)です。

Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方
database
事前にwp-config.php内のデータベース情報を、新サーバーのものに書き換えしておけば、ここは自動で新サーバーの情報が表示されます。

なので、ここは確認だけでOKです。

Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方
table
all(初期値)のままでOKです。

Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方
dry run
置換実行前の試し運転ができます。なので、一度テストで動かしてみて、おかしいところがないかを見ておきましょう。

使用しているプラグインによっては、以下のようなメッセージが出る場合があります。
The table “wp_ewwwio_queue” has no primary key. Changes will have to be made manually.

これはEWWW Image Optimizerプラグインで何かエラーが出ているという例ですが、こんな時はメッセージの内容に従って処理してください。

※今回は「Changes will have to be made manually.」と書かれているので、手動でプラグインの入れ直しをしないといけない感じかな> <;


Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方
live run
dry runをやってみた結果、問題なければ「live run」ボタンをクリックして、データベース情報の置換が完了するまで待ちます。
Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方

置換後は、Search Replace DBのスクリプトをサーバーから消去する

最後はページ下部の「delete me」ボタンをクリックして、必ずサーバーからスクリプトを消すようにしてください。
Search Replace DB - WordPressのサーバー移行でデータベース情報を置換するスクリプトの使い方


以上で、Search Replace DBによるデータベース情報の置換が完了しました。
この後はサーバー移行のフローに沿って、残りの作業をやっていただけたらと思います★

ヘテムルサーバーのWordPressをエックスサーバーへ手動で引越しする方法まとめ

2018年11月7日

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

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