クリプタクトの使い方③計算の結果エラー(未分類取引)が出る場合の対処法

以前に紹介した記事で、取引データの取り込みが終わりました。
まだ見ていない方は先にそちらをチェックしてくださいね。

クリプタクトの使い方②取引所の履歴をアップロードする方法

2023年1月17日

これにてクリプタクトでの作業は90%以上終わりましたが、取引件数が多かったり、利用取引所が多い場合は未分類取引としてエラーが出ることがあります。

エラーをすべて解消しないと正常に計算が終わらないため、今回はクリプタクトでの自動計算の結果、未分類取引が出てしまった場合の対処法を解説します。

前提

⚠️今回紹介する内容はクリプタクトでの操作方法であり、税金の計算上、正しい処理であることを保証するものではありません。

最終的には税理士さん、または最寄りの税務署に確認されることをおすすめします。

また、未分類取引解消の操作はクリプタクトの無料版では使えません。
料金プランについては以下の記事でまとめていますので、適切な有料プランをご利用ください。

クリプタクトの料金プランと特徴まとめ – 仮想通貨初心者にもおすすめできるか解説します(2023年1月版)

2023年1月5日

クリプタクトでの自動計算後の流れ

大まかな流れはこんな感じです。

  1. 自動計算後、未分類取引のエラーが出ていないかを確認する
  2. エラーがあれば個別に対処(解消)する

自動計算後、未分類取引のエラーが出ていないかを確認する

下に掲載しているスクリーンショット(画像)は、
クリックで拡大表示できます。

クリプタクトで取引履歴の取り込みやAPI接続する方法は、アップロードボタンから操作します。
(具体的な方法は、前回紹介した以下の記事で解説しています)

クリプタクトの使い方②取引所の履歴をアップロードする方法

2023年1月17日

クリプタクトの使い方

アップロード後にクリプタクトで自動計算が行われますが、不明な取引などがあれば、赤色で「損益計算が中断されました」というメッセージが表示されます。

クリプタクトの使い方

エラーがあれば個別に対処する

この表示があれば計算が終わらないので、エラーを解消する必要があります。

「何かむずかしそうな作業だな🤔…」

と思う方も多いかもだけど、結論から言うとクリプタクトが提示してくれるエラー原因の中から、該当するものを選んで消し込みしていくだけ。

エラーの数が多ければ面倒ですが、
1つ1つの作業はむずかしくないので安心してください😊

手順は、先のクリプタクトの取引一覧画面で未分類取引解消ボタンをタップして、

クリプタクトの使い方

次のページで、ウィザードの開始ボタンをタップします。

クリプタクトの使い方

ここでエラー処理の前に確認が入ります。

クリプタクトの使い方

過去すべての取引履歴をアップロードしましたか?

過去すべての取引履歴をアップロードしましたか?

今までクリプタクトを使ってきたわたし個人の感想だけど、エラーの原因の大半は履歴のアップロード漏れです。

「あれ?この取引所って使ったことあったかな?」と、利用したかどうかさえ忘れてしまっていることもあるので、

アカウントを持っている取引所があれば、取引の記憶がなくてもすべての履歴をダウンロードしてクリプタクトに反映しましょう。

また、どこで手にしたか分からないコインを売買した時も、ほぼエラーが出てると思っていいです。

これは前回の記事でも書いたとおり、簡単でいいのでコインをもらった時点でメモを残しておきましょう、
(後でぜったい忘れます…😅)

正しくAPI連携はできていますか?

API対応の取引所を使っていれば、取引履歴CSVのダウンロードやアップロードをしなくても、自動でデータの取り込みと同期が可能です。

もし、接続していない取引所があれば、こちらもかならず連携して同期しておきましょう。

*APIについても、前回紹介した以下の記事をご確認ください。

クリプタクトの使い方②取引所の履歴をアップロードする方法

2023年1月17日

取引日時の順番は正しいですか?

履歴データのアップロード時に「タイムゾーン」というところを触っていなければ、ここはほぼ無視してOKです。

・・・

ということで、問題なければ3つの確認項目すべてにチェックし、画面右下のウィザード機能を利用ボタンをタップします。

クリプタクトの使い方

具体的なエラーの解消(消し込み)方法

ここからは、可能な範囲で具体的なエラーの内容と、その対処法を見ていくことにします。

①当該時刻において、計算上「コイン名」保有していないにも関わらず、「コイン名」の売却利益が発生しています

これは対象のコインの取得データと取引データ、また出金(送金)したのならそのデータのすべてのデータが揃っていないことが原因で発生するエラーです。

つまり、どこかの履歴データにアップロード漏れがあるいうこと。

クリプタクトの使い方

クリプタクト側でいくつか考えられる原因を提示してくれるので、該当する取得方法をタップしましょう。

クリプタクトの使い方

最終確認してから新規取引として登録ボタンをタップ。

クリプタクトの使い方

これでエラーの消し込みが終わります。

続けて、他にもエラーが出ている場合は同じ方法で消し込みをしていきます。

どうしてもエラーの原因が分からない!!…そんな時は最終手段

どうしてもエラーの原因が分からない!!…そんな時は最終手段

先のスクリーンショット(画像)にもあるとおり、未分類取引のほとんどがハードフォーク、ICO、AirDrop、キャンペーンボーナスのどれかに当てはまると思います。

でも、どれに当てはまらない取引があればどうすればいいのか…?

本来は税理士に相談すべき案件だけど、ウィザード最後の行にある選択肢「いつ/どのようにコインを取得したのか分からない場合」を選びます。

クリプタクトの使い方

まさに最終手段ですねw

ただ、なるべくこういう対処はやらない方がいいので、初心者さんであれば最初のうちは取引所を絞る(国内だけにする)、且つ、積立や現物トレードだけやることをおすすめします。

そうすることで、積立やトレード以外で未分類取引エラーが検出されても、「何かのコインをもらったのだろう」とエラーの原因を絞り込めるし、「どこからコインをもらったのか?」の出所も明確になりますね。

最後に

すべてのエラーが解消できたら、クリプタクトの取引履歴一覧に未分類取引のメッセージが表示されないことを確認します。

クリプタクトの使い方

エラーがなければ、これにてクリプタクトの作業はおしまい😊

最終損益を確認しましょう。

クリプタクトの使い方④損益確定と取引一覧のダウロード

2023年1月24日
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