【就活女子】リクルートスーツにリュックはNG？2WAYトートを選ぶのはアリか？

自転車通勤が楽、大量の書類やPCを持ち運びたい、といった理由から、就職活動でもリュックの使用を検討する学生は少なくありません。

一昔前と比べ、ビジネスシーンではスーツにリュック姿の「ビジネスカジュアル」が定着しつつあります。でも、採用活動の場である「就活」におけるリュックの扱いは、今なお判断に迷うポイントでしょう。

この記事では、リクルートスーツにリュックを背負うのが許容されるのか、また、もし使用するならどのような点に注意すべきかについて、2025年時点の就職活動におけるマナーに基づき詳しく解説します！

就活におけるリクルートスーツとリュック：採用担当者が抱くイメージとリスク

結論から言って、一般的な就職活動の場において、リュック（バックパック）は基本的に非推奨す。特に伝統的な業界や大手企業、公務員などの選考では、避けるべきとされています。

なぜリュックが不適切とされるのか？その主要な理由とリスクを整理しましょう。

就職活動は、その性質上、**極めてフォーマルな場**です。ビジネスの場での「きちんとしている感」をアピールするため、リクルートスーツや革靴、シンプルなバッグなどが求められます。

リュックはカジュアルな印象が強く、TPOをわきまえていないと見なされる可能性が否定できません。特に面接官が高齢の場合、「常識がない」「真剣さに欠ける」といったネガティブな印象を与えかねないのです。

リュックを背負い続けると、**スーツの上着の肩や背中に過度な負荷がかかり、型崩れやシワの原因**になります。

リスクの種類	具体的な影響	発生する状況
型崩れのリスク	スーツの上着の肩や背中に過度な負荷がかかり、シルエットが台無しになる。	移動が多い日、重い荷物を入れたリュックを長時間背負う場合。
汗ジミ・摩擦	背中の通気性悪化による汗ジミ、摩擦による生地のテカリや損傷。	夏場、長時間の移動、特にリュックを背負ったまま活動する場合。

せっかく準備したリクルートスーツを台無しにしてしまうのは、もったいない話です。

採用担当者は、細かな身だしなみまでチェックしているもの。外見が崩れることは、印象ダウンに直結するリスクがあるでしょう。

現在も、就職活動の場で最も無難かつ定番とされるのは、黒やネイビーの自立式トートバッグ。

これは、業界や企業規模を問わず、「フォーマル」という基準を確実にクリアできるためです。黒色のトートバッグは、就活生の標準装備と言っても過言ではありません。

自転車移動が必須、または荷物が多いなど、やむを得ない事情でリュックを使いたい場合もあるでしょう。

近年では、特定の条件を満たせば、リュックが許容されるケースも増えてきました。

ただし、それは「登山用リュック」**や**「カジュアルなデイパック」ではなく、「ビジネスバッグパック」に限定されます。

どうしてもリュックを選ぶ場合は、以下の条件をすべて満たすものに絞り込んでください。

項目	重要条件	留意事項
デザイン	無地・黒色で、装飾が極めて少ないシンプルなスクエア型であること。	カジュアル感が強い丸い形や、多色使いは避けるべき。
機能性	自立可能であること。	底面がしっかりしており、床に置いた時に安定していることが必須。
機能性	A4サイズの書類が折れずに入る容量があること。	クリアファイルに入れた書類が曲がらないサイズを選ぶこと。
持ち方	2WAYタイプ（リュックと手持ちのブリーフケース）を選ぶこと。	面接会場の建物に入ったら、必ず手持ちに切り替えること（面接官の目の前で背負うのは厳禁）。