30以上のアパレルブランドを展開するレナウンが始めた、月額4,800円からの定額制スーツレンタルサービス「着ルダケ」。
いったいどんな料金体型や特徴で、新品のスーツを購入する場合と比べてどれくらお得なのか?について今回まとめてみました。
目次
「着ルダケ」とはどんなサービス?
着ルダケ
まずは「着ルダケ」のサービス内容を以下に簡単にリストアップしてみます。
・1着50,000〜60,000円相当のスーツが年4着からレンタル可能
・オプションでシャツやネクタイも同時にレンタル可能
・春夏、秋冬の各シーズンごとに新品のスーツを届けてくれる(入れ替え)
・着終わったスーツはレナウンに返却。クリーニングと保管もしてくれる
・送料無料
・契約期間は6ヶ月から
・コーディネートや洋服の手入れの相談に乗ってくれるコンシェルジュサービスもあり
初回利用時に採寸したら、あとは春夏 / 秋冬の各シーズンごとに新品のスーツを届けてもらい、着終わったスーツは返却するというサイクルを繰り返します。
他のレンタル業者がやっているような、既製品を他の人とシェアするタイプのものでなく、どちらからというとリースに近い形態と言えますね。
「着ルダケ」の利用料金
具体的なレンタル料金は以下の通りです。
スタートアッププラン / スタンダード
着ルダケ
スタートアッププラン | 料金(税別) | セット内容 |
---|---|---|
スーツのみ | 4,800円/月 | スーツ2着×2シーズン分(1年で計4着) スーツ柄:ブラック、ネイビー、グレー |
スーツ+シャツ5枚 | 6,400円/月 | |
スーツ+シャツ5枚+ネクタイ3本 | 6,800円/月 |
エンタープライズプラン / スタンダード
着ルダケ
エンタープライズプラン | 料金(税別) | セット内容 |
---|---|---|
スーツのみ | 5,800円/月 | スーツ3着×2シーズン分(1年で計6着) スーツ柄:ブラック、ネイビー、グレー |
スーツ+シャツ10枚 | 9,200円/月 | |
スーツ+シャツ10枚+ネクタイ5本 | 9,800円/月 |
最安値でスーツのみ2着×2シーズン分が4,800円/月。もっとも高いものでも、スーツ3着×2シーズン+シャツ10枚+ネクタイ5本で9,800円/月となっています。
お店でスーツを買った場合と比べてどっちがお得か?
定額制だと、「新品でスーツを買った場合と比べてお値段的にどうなの?」というのがやはり気になります。
同価格帯のスーツを購入するというケースで比較すると、結論から言って「着ルダケ」を利用した方が断然コスパが良いと言えるでしょう。
具体的には月4,800円のスタンダードプランの場合、1着50,000〜60,000円相当のスーツが1シーズンで2着(年間4着)だとすると、購入の場合は計20〜24万くらいになります。しかしレンタルだと1年間でおよそ6万円、2年利用で約12万円です。仮に3年サービスを利用するとなった場合でも約18万円となります。
一方、月5,800円のエンタープライズプランの場合、スーツは3着×2シーズン分なので購入すると合計30〜36万くらいです。これが1年レンタルで約7万円、2年で約14万円、3年で約21万円です。
スーツ必須のビジネスパーソンだと「1着だけ持ってればOK!」…という訳にもいかないので、最低何着か着回す必要があることも考えれば、「着ルダケ」でレンタルした方が断然お得になりますね。
他のスーツレンタルサービスとの違い
「レンタルの方がお得なんじゃないの?」と思う人もいるかもですが、次は定額制と他のレンタルサービスとの違いも見てみましょう。
※レンタルできるスーツのグレードや各社サービス内容によって差がありますので、単純に1ヶ月レンタルした時のコストだけの比較をしてみます。
他のレンタルサービス | レンタル料(1ヶ月) |
---|---|
DMM.comいろいろレンタル | 30日:36,910円 |
ワンポイント | 30日:13,800円 |
短期間だけの利用なら他のレンタル業者で借りた方がお得。でも、「着ルダケ」の最低契約期間6ヶ月を利用するとなるとコスト高になります。なので、中・長期間にわたってレンタルするなら圧倒的に「着ルダケ」を利用した方がお得ということですね。
「着ルダケ」の利用をオススメする人
先のコスト比較も踏まえると、オススメする人はこんな感じかと思います。
・たまにしか着ないが、ここぞでいいスーツが必要!…でも買うお金に余裕がない人
普段はカジュアルな感じで仕事しているけど、商談、プレゼン、接待なんかのここぞの場面でスーツが必要な人もいるのではないかと思いますが…
こんな悩みってありませんか?
「安いスーツは買うのはちょっとな…」
「かと言って、それなりの額のスーツを都度買うお金もないし…」
「レンタル品はサイズが合うか不安だし、欲しい時に他の人にレンタルされてたり…」
「オーダースーツだと数週間、数ヶ月時間がかかるし…」
でも、「着ルダケ」だけなら1着50,000〜60,000円相当のスーツが4着で年間約6万円から利用できますし、スーツの股下サイズ直しをやってくれますし、1シーズンごとに定期的に送られてきますし、早ければ申込後の翌月から利用できるということで、願ったり叶っりのサービスなんじゃないかと思いますね。
コストだけじゃない。他にもある「着ルダケ」のメリット
あと、着ルダケはこんな人にも利用するメリットは大きいんじゃないかと思います。
・スーツやシャツの定期的なクリーニングが面倒な人
・コーディネートとかさっぱり分からない人
ビジネス用のスーツだけじゃなく、結婚式やパーティ用などシーンに合わせた複数のスーツも全部保管しておくとなると、「スーツの保管スペースどうすんの?」って問題が大きく乗しかかります。。。しかも単身赴任でワンルームのマンションとかに住んでいると、クロゼットのスペースにも限度がありますしね…
その点「着ルダケ」だと、スタンダードプランは2着、エンタープライズプランは3着をシーズンごとに返却して新しいものと交換になるので、大量のスーツやシャツを常に保管しておく必要がなくなります。
あと、定期的にスーツやシャツをクリーニングに出すのって面倒ですよね。また、お店でどんなシャツやネクタイを選んだら良いとか、コーディネートもよく分からない…という人もいるんではないでしょうか?
そんな時も「着ルダケ」なら、シーズンごとにスーツは新品のものが届きますし、着終わったスーツはクリーニングなしで返却すればOKですし、何より専用のコンシェルジュにスーツの手入れ方法やコーディネートの相談ができるのはホントにありがたいサービスだと思います。
「着ルダケ」は成功するか?
こうやって見ると、コスト以外の面でも「着ルダケ」を利用するメットってかなり大きい印象です。
しかし、ビジネスシーンで使うスーツのサブスクリプション型サービスは、今年にAOKIがsuitsbox(スーツボックス)を開始したものの、1年持たずにサービス終了したことでも話題になりましたね。
「スーツにお金をかけたくない」という層はもちろん、どちらかというと今の若い世代に多い「モノは極力持ちたくない」という層もうまく取り込んで、利益をあげれるようなサービスになっていけるか?注目していきたいと思います。
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