楽天モバイルの電話サービス「楽天でんわ 10分かけ放題」には留守電サービスがないため、留守電を付けたい場合は、あとからオプションで申し込む必要があります。
ただ、楽天モバイルのメンバーズステーションから留守電サービスを契約しようとすると、スマート留守電なるものと普通の留守電サービスの2つがあり、スマート留守電の方が月額が若干安くて「おすすめ」となっています。
「スマート留守電ってどんなサービスなの?」と思う方もいると思うので、今回は従来の留守電サービスとの違いや、スマート留守電の特徴と注意点について解説していこうと思います。
目次
スマート留守電と従来の留守電サービスとの違いについて
ざっくり、スマート留守電と従来の留守電サービスの違いをまとめます。
従来の留守電 | スマート留守電 | |
---|---|---|
音声でメッセージを確認 | ○ | ○ |
テキストでメッセージを確認 | × | ○ |
メールで確認 | × | ○ |
LINEで確認 | × | ○ |
基本料金(月額税別) | 300円 | 290円 |
通話料発生のタイミング | メッセージ再生時 | メッセージ登録時 |
機能面では、留守電メッセージの確認方法が大きく違うという点。
これは以下の「特徴について」の項目で詳しく説明しますが、実際に利用(契約)する前に必ず確認しておきたいのは、通話料の発生タイミングが違うという点です。
(これもあとで解説します。)
スマート留守電の特徴について
まずは特徴についてですが、ひとことで言うとスマート留守電は「留守電メッセージがテキストで読める」というサービス(アプリ)です。
音声メッセージをテキストで確認できる
スマート留守電公式サイト
いままで留守電というと、メッセージがあれば電話して確認しなければならなかったのが、スマート留守電なら音声メッセッジを文字で起こしてくれるので、テキストで確認することができるんです。
もちろん、従来の留守電サービスと同様、音声でメッセージを確認することもできます。
テキストメッセージだからメールやLINEにも送信できる
スマート留守電公式サイト
基本はスマート留守電のアプリでメッセージを確認することになるんですが、メールやLINEに転送することができます。
また、公式サイトをみるとFacebookへの転送も可能と書いているので、普段よく使うメッセンジャーアプリで、留守電を確認できるというのはとても便利なんじゃないかと思います。
複数電話の留守電を1つに集約できる
スマート留守電公式サイト
スマホ2台持ちとか、固定電話を別に持っているなど、それら複数の電話にかかってきた留守電も、1つのスマホに転送することでまとめて確認することもできます。
知らない番号でも発信者がわかる
スマート留守電公式サイト
スマート留守電は580万件以上(2018年4月時点)のデータベースと連携しているので、スマホの連絡先に未登録でも、誰からかかってきたのかが分かるようになっています。
楽天モバイルユーザーだと、約20%OFFで利用できる
スマート留守電の利用料金は、公式サイト(提供会社)との直接契約だと319円/月、または360円/月です。
ですが、楽天モバイルユーザーがメンバーズステーションから契約すると、290円/月で利用することができます。
Android | 319円/月 |
---|---|
iOS | 360円/月 |
楽天モバイルユーザー | 290円/月 |
大きな違いは通話料「発生」のタイミング
機能面の特徴を見た感じ、便利で使いやすそうに思いますよね。
わたしも普段使っていて、とても重宝しています。
でも、スマート留守電を契約する前にもう1点確認しておきたいのが通話料です。
なぜなら、従来の留守電サービスとスマート留守電とでは、通話料の発生するタイミングが異なるからです。
どういうことかと言うと、従来の留守電サービスはメッセージを確認(再生)するときに通話料が発生するのに対して、スマート留守電は電話をかけてきた相手が留守電メッセージを登録するときに、その秒数に応じて通話料が加算されます。
発信者が1分、2分…と留守電に向かって長く話せば話すほど、その分だけ通話料がかかってくるという訳。
(ちなみに、この通話料は楽天モバイルの場合、30秒20円です。)
つまり、スマート留守電の場合、自分で通話料を抑えることは難しいと言って良いでしょう。
留守電のコストを抑えるにはどちらがオススメ?
できるだけコストを抑えたいと思えば、スマート留守電と従来の留守電サービスのどちらが良いのか?
そのポイントは、どれだけ頻繁に電話のやり取りが発生するのか(電話がかかってくる頻度が高いか)になってくるでしょう。
どんどん電話がかかってきて、留守電にも頻繁にメッセージが入るのであれば、結果的には従来の留守電サービスの方が通話料(コスト)が抑えられる可能性があります。
逆に、電話の頻度が極端に少ないとか、
- メッセージをテキストで読める手軽さ
- 知らない番号からのメッセージでも、相手が分かるという安心さ
- 複数電話の留守電を1つスマホに集約できる便利さ
この辺りのメリットの方が大きいと感じれるようであれば、スマート留守電の方がオススメじゃないかと思います。
スマート留守電に関する疑問について
最後に、スマート留守電を利用したいとお考えの方のために、もっと踏み込んだ部分についての解説していきます。
スマート留守電に契約後、いつから利用できるのか?
楽天モバイルのメンバーズステーションから、スマート留守電の契約直後に利用可能です。
利用までの流れとしては、契約後に専用のシリアルコードを受け取るので、そのコードをスマート留守電サービスに登録(ライセンス認証)し、スマート留守電アプリで転送設定します。
※この辺りの具体的なフローについては、以下の関連記事で紹介していますので、合わせて参考にしてもらえればと思います。
文字起こしの精度は?
スマート留守電アプリの設定後、テストで「こんにちは、ありがとう」と自分で吹き込んでみたんですが、確認してみたら「今日はありがとう」と変換されていましたww
正解と言えば正解ですが、なんか「きょうはありがとう」とも読めてしまう。。。
滑舌の悪さとか、聞こえにくさとなども関係するかもしれませんので、どうしてもテキストメッセージを読んでも意味不明…であったり、重要な留守電だと感じたら音声でも確認できるので、その辺は大きな問題はなさそうな感じはします。
スマート留守電の転送設定って簡単にできるの?
スマート留守電のアプリで「転送設定」というものをやらないと、留守電が有効になりません。
実際にわたしが設定をやってみた上での感想は、ちょっとハードルが高いかな…という感じです。
難易度が少し高いんじゃないかと思う理由は、以下の通り。
- 途中、Safariや電話など他のアプリを行ったり来たりするので、ちょっと面倒…
- スマート留守電アプリ内の設定案内の表現がちょっとややこしい…
- 楽天モバイル公式サイトでの設定方法を見ても、情報が足りない…
ということで、次回の記事ではこの辺りの転送方法を中心に詳しく解説していますので、設定ができずに困っている人は是非チェックしていただけると嬉しいです★
コメントを残す