前回の記事で、メルカリでの取引の全体的な流れをまとめましたが、今回はその中でも出品時におさえておきたいポイントやコツを7つに絞って紹介したいと思います。
「値段ってどうやって決めればいいの?」「本当にメルカリで売れるの??」
これからメルカリを始めたい!と思っているけど、この辺りのことがまだよく分かってないんだよね…という人は、ぜひ参考にしてもらえれば嬉しいです★
※なお、メルカリでの出品のやり方は別記事で詳しくまとめていますので、そちらも合わせてチェックしてみてください😀
目次
メルカリでの出品時におさえておきたい7つのポイントとコツ
- 事前に市場調査とライバル商品のチェックをする
- 商品タイトルは「あおる」よりも「ささる」ように工夫する
- 商品の状態や情報を、ウソ偽りなく記載する
- 商品の大きさ、質感、イメージなどが伝わりやすいように、いろんな角度の写真を用意する
- 値段はライバル商品を参考に、送料や販売手数料も計算しながら決める
- 値引きの許容範囲を、あらかじめ決めておく
- 購入者や購入希望者とのコメントのやり取りは、なる早で対応する
1つずつ見ていきましょう★
事前に市場調査とライバル商品のチェックをする
出品したいものが決まれば、まずはメルカリでほかに同じ商品(または同類の商品)が出品されているかをチェックしましょう。
市場やライバルチェックの際は、主に以下の点を重視します。
- どれくらいの数が出品されているのか?
- いいねの数や、購入者と出品者とのあいだで、どのくらいコメントがやり取りされているのか?
- それらの商品はSOLD OUTが多いのか?あるいは全く売れていないのか?
そもそも需要がなければ出品しても売れません。
なので、その商品がどのくらい売れているのか?いないのか?を事前に調査することが大切です。
出品されている商品は全く売れていないし、購入者と出品者とのあいだでコメントのやり取りもないようであれば、普通に出品しても売れる見込みはかなり低いです。
逆に、SOLD OUT連発になっているような商品だと、多少強気の値段設定でも売れる可能性は高くなったりするので、とにかく「売れているか?=需要があるか?」をきちんとチェックするようにしましょう。
商品タイトルは「あおる」よりも「ささる」ように工夫する
「iPhone XR SIMロックフリー」の端末をメルカリで出品する例をもとに解説します。
ダメな商品タイトル例
上記のように、商品名だけ書いて出品するパターン。
商品自体にめちゃくちゃ需要があれば売れるのかもしれませんが、
他の出品者さんとの差別化がされておらず、埋もれてしまう可能性は高いですよね。
タイトルの先頭に訴求ポイントを追記する
ではどうするか?なんですが、商品のタイトル付けは大袈裟に「あおる」よりも、訴求ポイントを1つか2つ決めて、先頭に目立つように付けてあげると良いです。
たとえば
【2020年6月購入】iPhone XR SIMロックフリー
のように書いてあれば、Apple Storeで新品のiPhoneを買おうかどうか迷っていた人にもささりやすいし、
であれば、格安SIMに乗り換えたいけど、SIMとかSIMフリーとかよく分からならいな…という人には親切に思える内容ですね。
とかだと、とにかく安く買いたいと思う人に見てもらえる可能性は高くなるでしょう。
このように、ある程度ターゲットを絞るなどして、欲しいと思っている人にピンポイントにささるタイトル付けができれば、「いいね!」してもらえる機会が増えますし、商品が売れる可能性も高くなります。
商品の状態や情報を、ウソ偽りなく記載する
「新品未開封」とか「傷、よごれ、イタミあり」のように、商品状態を正しく提示してあげることも重要です。
特に傷やよごれは、写真に撮らなかったり商品説明欄にも記載がないと、あとでクレーム問題に発展しやすいので注意が必要です。
あと、当然ながら商品情報そのものに間違いがないように書くようにしましょう。
品番、サイズ、色、素材などいろんな情報を書いてあげた方が親切ですが、うっかりミスでまちがった情報のまま出品すると、売れた時に「嘘が書いてあったぞ!」と受け取られてしまいますので、出品前にかならずチェックすることをオススメします。
商品の大きさ、質感、イメージなどが伝わりやすいように、いろんな角度の写真を用意する
商品写真はいちばん最初に目に入る情報です。
鮮明でブレがなく、一目でその商品がなにか把握できるものをアップしましょう。
商品名だけではモノの大きさや形状、質感が伝わりにくい(たとえば「置き時計」のようなインテリア雑貨)の場合、商品イメージを正確につかんでもらえるよう、上から横から斜めからと、できるだけいろんな角度で写真を撮影した方が良いです。
また、大きさが比較できるものと合わせて一緒に写真を撮るのもGOODです。
バックを出品するのあれば、中に財布やポーチ、スマホを入れることで、容量やサイズ感も分かりやすいですよね。
購入者さん目線で、どういった写真を撮ればイメージが伝わりやすいのか?不明点を解消できるのか?を考えながら、写真を複数枚アップロードするようにしましょう😄
値段はライバル商品を参考に、送料や販売手数料も計算しながら決める
- ライバル商品を見た上で、売れている価格、売れていない価格を調べる
- メルカリの相場チェックツールを使う
- 送料負担をどうするか?どの配送方法にするか??も考える
- 販売手数料も引かれるので、そこも計算に入れる
- 値引きを想定して、その分も販売価格に上乗せしておく
いちばん難しい値段決めのお話w
今回は、これからメルカリを初める人へ「家にある使わないものが売れたらいいな」くらいの出品を想定したお話なので、かなりざっくりした値段設定にはなるんだけど、
基本的には以下のポイントをもとに値段を決めることになります。
- どの価格帯が売れているのか?
- 利益はどれくらい確保すればいいのか?
どの価格帯が売れているか?をチェックする
自分が●●●●円で売りたい!と思う販売価格を設定しても(よほど相場より低めに設定されていない限りは)なかなか売れません。
上のライバル市場チェックのところでも触れましたが、これから出品しようとしている商品がどのくらいの価格なら売れるのか?を事前にチェックしておくことが必要です。
配送方法をどうするか?を決める
メリカリの販売価格は、送料負担を出品者にするのか?購入者さん負担にするのか?で変わってきますし、出品者負担にする場合でも「どの配送方法を選ぶか?」で値段に幅が出てきます。
たとえば「ゆうゆうメルカリ便」という匿名配送を使うと、
- ゆうパケットなら175円
- ゆうパケットプラスなら375円
- 60サイズで700円
- 80サイズで800円
- 100サイズで1,000円
出品しようとしているものがどのサイズに収まるのか?を事前に把握しておかないと、利益が出ないどころか、送料分が赤字になる場合もあります。
最初のうちは値段設定のバランスがむずかしいと思いますが、何度か出品、値段編集などをしているとなんとなく掴めてきます。
なので、まずは上記ポイントをおさえて値段を決めて、どんどん出品してみるのが良いんじゃないかと思います。
購入されたら価格変更できません!出品前に必ず確認を!
なお、当たり前ですが、購入されてしまったら販売価格は変更できないので、出品前にかならず価格のチェックをするようにしましょう。
とくに高額商品ともなると、1桁少ないなどの価格設定ミスは命取りです。。。
値引きの許容範囲を、あらかじめ決めておく
これもさっき説明した値決めにも関連するお話。
値引きについては「応じません!」とはっきり書かれている商品もあるので、
どう対応するかのは、出品者さんによって考え方がバラバラですね。
ちみみにわたしは基本、値引き対応します。
でもたまに、販売価格の数十パーセントの値引きを要求する方がいらっしゃるんですが😵…そういうコメントはお断りさせていただいております。
- 最大10%まで
- 最大100円まで
出品前に線引きしておく(最終ラインを決めておく)のが良いでしょう。
購入者や購入希望者とのコメントのやり取りは、なる早で対応する
取引においては、これがいちばん大事なことです。
商品を出品したら「値引きできますか?」「○○○円で買えますか?」みたいなコメントが来ることも多いと思いますが、
「値引きはダメです」「○○○円じゃダメだけど、●●●円ならOKです」のように、YES/NOの返事をできるだけ早く返すようにしましょう。
この辺も一貫してなる早で対応することで、購入者さんからの評価につながりますね。
以上、ざっと7つのポイントに絞って、出品時におさえておきたいポイントをまとめて紹介してきました。
とにかく最初、慣れるまでは分からないことばかりだと思うんですが、上記のポイントを抑えて1つ1つ取引実績を積み重ねていけば、自然と身に付いてくるようになりますよ☺️
メルカリ出品についての補足事項
上記ポイントの中で説明しきれなかったことを、補足事項として随時追加していきます。
メルカリでの出品手数料はいくら?
メルカリに商品を出品するのは無料ですが、商品が売れた時に販売手数料として、販売価格の10%をメルカリに支払います。
つまり、出品する時にはお金はかからないけど、売れたら手数料支払ってね😉ということです。
値決めの際には、この販売手数料もちゃんと計算にいれておくようにしましょう。
最低販売価格はいくらに設定できるのか?
300円から価格設定できます。
ただ、メルカリへの販売手数料がかかるので、売れたとしても10%引かれて270円。
そこから送料も出品者負担だと、どれくらい残るか…ですね🤔
出品後に商品情報はかんたんに修正できるの?
購入される前であれば、商品の価格や説明欄、発送方法などは簡単に変更できます。
出品情報を間違ってしまった時はもちろんですが、出品から時間が経ちすぎて商品状態や掲載情報に変化が生じたときには、修正しておかないといけません。
出品する時間帯はいつがいいのか?
たとえば主婦向けの商品だと、夜8時〜11時くらいの間がよく見られるとのこと。
また、個人データですが23時が一番売れるという結果も出てるようなので、この辺りの時間を狙って出品してみると良いかもしれませんね。
ただ、わたし個人としては、朝に出そうが、夜に出そうが「売れるものは売れるし、売れないものは売れない…」と思っているので、あまり時間にしばられ過ぎずにやるのが良いのかなとも考えています😉
販売価格をゾロ目にする意図は?
仮に5,000円の値段で出品して売れた場合、販売手数料10%がメルカリに引かれて、
のこり4,500円が売上金となります。(送料は考慮していません)
同じ商品が4,999円の値段で売れた場合、10%の手数料が引かれたら、これまた
4,500円が売上金となります。
出品者側の売上金としては、どっちも同じ4,500円なんだけど、販売価格には1円の差があります。
売上金で1円、10円単位の端数をなくしたいという、出品者側の都合もあると思いますが、同じ額の売上金なら1円でも安く出品する方がいいんじゃない?という考えで、このような価格設定をすることもあります。
送料は購入者さんか出品者のどっちが負担するのがいいのか?
これは出品者負担の方がよく売れるみたいですね。
わたしはずっと送料は出品者負担でやっているので、どっちが売れるかのデータを取ったことはないですが。。。
ただ、購入者さんが負担する場合でも、購入者さん側に不利益にならないような説明、対応ができれば、大きなマイナス要素はないと思います。
- 送料をいくら払えばいいか分からない…
- 他と比較して販売価格が安かったから購入したら、送料は自分負担だった(送料込みの値段だと思っていた)…
例えばこんなコトにならないためにも、「宅急便で送るので送料は●●円ご負担ください」とか「送料ご負担いただく分、販売価格は安くします!」みたない説明、取引コメントを出しておくと良いんじゃないでしょうか。
「即購入」や「●●さま専用」での出品について?
「即購入」とは、取引コメントなしにすぐに「購入する」できることを意味します。「●●さま専用」は読んで字のごとく、特定のユーザーさんだけに販売する目的で出品している商品です。
値下げや専用交渉など、購入者さんと取引コメントでやり取りすることも多いので、まれに「即購入NG」や「●●さま専用」といった表記の商品を見ることもあるのですが、メルカリには専用購入機能がなく、取引はすべて「即購入OK」がルールです。
即購入禁止や専用出品はローカルルールとみなされ、認めらていません。
メルカリには「コメントなし購入禁止」や「プロフィール必読」「いいね!不要」といったルールはありません。
お取引を円滑にする目的であっても、メルカリのシステムが対応していないお客さま独自のルールを強要することはトラブルの原因になることがあります。
安全のため、ガイドに沿って取引を進めてください。
https://www.mercari.com/jp/help_center/article/263/
わたしのところにも、稀に「専用でお願いします!」というコメントが来ることもありますが、基本的にすべてお断りしています。
メルカリに専用での購入機能がない以上、こちらで勝手にルールを作って取引をやっても、問題があったときに運営側は対応してくれないですし、メリカリは「早い者勝ち」の市場なので、その原理で売れていけば良いと考えています。
出品についてわからないことがあればどうしたらいいの??
メルカリガイドを参照するか、メルカリボックス(掲示板)で同じような質問、悩みがないかをチェックしてみましょう。
とくに初めてメルカリで取引する方は、分からないことだらけだと思うので、ガイドやメルカリボックスをフル活用することをオススメします。