楽天カードで所得税を払うとおトクなのか?還元率や納税手続きも解説します(2020年版)

今年はいろいろありますが、確定申告のシーズンなので税金の話を。

個人事業者が確定申告で税金を支払う場合、銀行などの窓口で納めるよりもインターネットからクレジットカード決済した方が待ち時間もなく、しかもカード会社のポイントもたまるのでたいへん便利です。

「では、実際にどれくらいポイントがたまって結果、トクをするのか?」

当ブログでも頻繁に紹介している楽天カードをもとにポイント還元率はもちろん、最終的にどれくらいおトクになるのか?について解説していきます。

また、記事の後半では、「国税お支払いサイト」を利用してクレジットカードで所得税を支払う方法についても紹介していきますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います★

楽天カードで国税を支払うときのポイント還元率は?

所得税や消費税などを楽天カードで支払うときのポイント還元率は1%です。

最終的にどれくらいおトクになるのか?

楽天カードで所得税を払うとおトクなのか?還元率や納税手続きも解説します(2020年版)

クレジットカードで国税を支払うときにネックになるのが「決済手数料」です。

あとで納税額別の手数料を紹介しますが、

仮に100,000円の税金を払うとすると決済手数料は「836円」です。還元ポイント数が1,000だったとすると、現金ベースで比較したら164円程度トクをすることになりますね。

しかし、100,001円の税金を払うとなると、決済手数料が「919円」に変わるので、現金べースでの差額が半分程度になってしまいます。

納税額にもよりますが、決済手数料により左右されるので、これがトクかどうか?については人によって意見が分かれるかもですね。

でも、銀行までわざわざ足を運んだり、長い待ち時間を無駄にすることを考えたら、やはり手数料を払ってでもポイントがもらえる方を選ぶかな…

というのがわたしの意見です。


国税をカード支払いする前に確認しておくこと

はじめてクレジットカードでの支払いをお考えの方は、まずは以下の点を確認してから国税を楽天カードで支払う(納付手続き)方法の解説へお進みください。

国税をカード支払いする前に確認しておくこと
  • クレジットカードで納付できる税目を確認しておこう
  • 決済可能なカード(ブランド)を確認しておこう
  • 領収書が発行できないので、どうしても必要な方は窓口での支払いを
  • 決済手数料がけっこうかかるので、事前に確認しておこう
  • 納税証明書の発行が可能となるまで、3週間程度かかる場合あり
  • 納税完了までに時間がかかる
  • 一括払いでもOKですし、分割払いも可能
  • 納付完了後のキャンセルは不可

クレジットカードで納付できる税目

詳細は国税庁のHPを参考にしてもらえればと思いますが、

個人事業で関係ありそうなものとしては、「申告所得税及復興特別所得税」「消費税及地方消費税」。あと「印紙税」や「相続税」、「贈与税」といったところでしょうか。

今回は記事の後半で、国税お支払いサイトを利用した「申告所得税及復興特別所得税」の納付手続き方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

決済可能なカード(ブランド)について

対応しているカード(ブランド)は以下の通りなので、あらかじめ確認しておきましょう。

  • Visa
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  • TS CUBIC CARD

楽天カードで所得税を払うとおトクなのか?還元率や納税手続きも解説します(2020年版)

なお、それぞれのポイント還元率と還元時期については、カード会社にご確認くださいませ。

領収書が発行できない

領収書が出ないので、どうしても必要な方はクレカではなく、窓口での支払いにしましょう。

領収証書が必要な場合は、現金に納付書を添えてお近くの金融機関や所轄の税務署の窓口で納付してください。
なお、金融機関や税務署の窓口での納付にクレジットカードはご利用いただけません。

http://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/nofu-shomei/nofu/credit_nofu/credit_qa.htm#a13

決済手数料がけっこうかかる

上でも紹介した通り、決済手数料がけっこうかかってきます。

納付税額 決済手数料(税抜)
1円~10,000円 76円
10,001円~20,000円 152円
20,001円~30,000円 228円
30,001円~40,000円 304円
40,001円~50,000円 380円

50,000円以降は、10,000円を超えるごとに決済手数料76円(税抜)が加算されるため、以下に目安として手数料込みの合計と手数料の割合などを紹介しておきますね。

納付税額 合計額(税込) 手数料(税込) 手数料の割合
50,001円 50,502円 501円 0.992
100,001円 100,920円 919円 0.910
200,001円 201,756円 1,755円 0.869
300,001円 302,592円 2,591円 0.856
500,001円 504,264円 4,263円 0.845
1,000,001円 1,008,444円 8,443円 0.837
2,000,001円 2,016,804円 16,803円 0.833
納税額によっては、ポイントの還元があったとしてもめちゃくちゃトクをするという訳でもないのかな…という印象。

とはいえ、クレジットカードの限度額にもよるけど、高額納税であればあるほどポイントが貯まりやすいという点は変わらないですね。

税金をたくさん払わないといけない事業者で、スーパーポイントをためている方であれば、楽天カードで決済するのはアリなのかなと思います。

納税完了までに時間がかかる

ネットショップでのカード決済と違い、国税のカード支払いは納税完了まで1週間くらい時間がかかる場合があります。

指定の期日までに納付手続きが済んでいれば問題ないのですが、できれば期日に余裕をもって手続きしておく方が良いでしょう。


その他、気になる点については、国税庁のHPによくある質問がありますので、そちらもよくチェックしておくことをオススメします。

国税を楽天カードで支払う(納付手続き)方法

ではここからはカード決済の具体的な方法を見ていきます。

お手続の前に

まずは以下の国税クレジットお支払サイトへアクセスします。

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ページ中段の「上記の注意事項を確認しました」にチェックを入れ、
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ページ下部の「同意」ボタンをクリックします。
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納付情報の入力

ページ上段では名前や住所、電話番号などの利用者情報を入れます。
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ここは事業所のある住所ではなく、ご自宅(税務署に届出している個人宅の住所など)を入れます。

整理番号は、確定申告書Bの右上に記載されている整理番号を入力します。
(なければ空欄でもOK)


次に、ページ下段では今回支払う税目と金額を入力してきます。
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納付内容は、今回は「申告所得税及復興特別所得税」です。

課税期間(自)は、確定申告書Bの上などに記載された年の数字を入力します。

申告区分は、今回は「確定申告」です。

本税は、確定申告書Bに記載された「㊼の合計額」です。加算税、重加算税、利子税、延滞税がなければ、下の合計額のところにも本税と同じ金額を入力します。


以上、入力内容に問題なければ「次へ」ボタンをクリックします。
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クレジットカード情報の入力

ページの下部に進んで、クレジットカード情報を入力します。
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支払い方法は分割や一括払いを選べるので、好きな方を選択します。

納付手続完了メールは、今回の納付手続きが完了したことをお知らせするメールを受信できるアドレスを入れておきましょう。


入力内容に問題なければ「次へ」ボタンをクリックします。
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手続内容の確認

最後に入力内容をすべて確認し、
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問題なければ、ページ下部の「納付」ボタンをクリックします。
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納付手続の完了

以上で納付完了です。
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先ほど入力したメールアドレス宛に、納付完了のメールがくるはずですので確認しておきましょう。

おつかれさまでした★


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