- Gtaxとクリプタクトどっちがお得なの?
- 料金やサービス、使い方に大きな違いはありますか?
- 初めて確定申告するんですが、Gtaxとクリプタクトのどちらを使えばいい?
- この記事では、「仮想通貨を始めたばかりで確定申告どうしよう…」でお悩みの初心者さんの疑問にお答えします。
今回はGtaxとクリプタクトの比較記事です。
主に料金プランや機能・サービス面を比べてみて、
「自分はどのプランに該当するのか?」
「年間いくら費用がかかるのか?」「無料でできないのか?」
「同じ条件ならGtaxとクリプタクトのどっちがお得?」
その辺りをまとめています。
プラン選びで迷っている方や、少しでもお得な方を契約したいと思っている方は、ぜひ参考にしてしてくださいね。
それではいっきましょう❗️
目次
Gtaxとクリプタクトの料金比較
まずは各社の料金プランを比べてみます。
●クリプタクト(cryptact)料金表
プラン | 年額 税込 | 年間 取引件数 | 主な機能 |
---|---|---|---|
無料 | 0円 | 50件まで | 国内取引所の自動対応 |
お試しプラン | 8,800円 | 500件まで | 国内取引所の自動対応 カスタム取引・取引編集 データ保持 取引履歴一覧ダウンロード 1回のファイル容量50MB 帳票の詳細設定 |
ライトプラン | 19,800円 | 5,000件まで | 国内取引所の自動対応 海外取引所の自動対応 カスタム取引・取引編集 データ保持 取引履歴一覧ダウンロード 1回のファイル容量80MB 帳票の詳細設定 |
スタンダード プラン | 33,000円 | 50,000件まで | 国内取引所の自動対応 海外取引所の自動対応 カスタム取引・取引編集 カスタム取引のサブカテゴリー利用 データ保持 法人評価損益対応 取引履歴一覧ダウンロード 1回のファイル容量80MB 帳票の詳細設定 |
アドバンスプラン | 55,000円 | 1,000,000件まで | 国内取引所の自動対応 海外取引所の自動対応 カスタム取引・取引編集 カスタム取引のサブカテゴリー利用 DeFi取引の自動対応 データ保持 法人評価損益対応 取引履歴一覧ダウンロード 1回のファイル容量100MB 帳票の詳細設定 |
プレミアムプラン | 110,000円 | 5,000,000件まで | 国内取引所の自動対応 海外取引所の自動対応 カスタム取引・取引編集 カスタム取引のサブカテゴリー利用 DeFi取引の自動対応 データ保持 法人評価損益対応 取引履歴一覧ダウンロード 1回のファイル容量200MB 帳票の詳細設定 |
億り人プラン | 220,000円 | 5,000,0001件超 | 国内取引所の自動対応 海外取引所の自動対応 カスタム取引・取引編集 カスタム取引のサブカテゴリー利用 DeFi取引の自動対応 データ保持 法人評価損益対応 取引履歴一覧ダウンロード 1回のファイル容量200MB 帳票の詳細設定 |
※2023年1月時点の情報です
料金プラン | 仮想通貨の損益計算・確定申告ツールならクリプタクト
●Gtax料金表
プラン | 費用 税込 | 年間 取引件数 | 主な機能 |
---|---|---|---|
フリープラン | 0円 | 100件まで | 国内取引所データ対応 |
ミニマムプラン | 8,250円 | 300件まで | 国内取引所データ対応 |
ライトプラン | 16,500円 | 1,000件まで | 国内取引所データ対応 海外取引所データ対応 DeFiデータ対応 |
ベーシックプラン | 33,000円 | 30,000件まで | 国内取引所データ対応 海外取引所データ対応 DeFiデータ対応 |
プレミアムプラン | 55,000円 | 500,000件まで | 国内取引所データ対応 海外取引所データ対応 DeFiデータ対応 |
※2023年1月時点の情報です
料金プラン|仮想通貨の損益計算ソフト Gtax | 仮想通貨の確定申告をシンプルに
特定の条件なら無料で使える…が、しかし!?
いちおう、両社ともに無料プランが用意されています。
ただし、無料で使うには取引件数と利用取引所の条件が以下のとおりマッチしている必要があります。
取引件数 | 取引所 | |
---|---|---|
クリプタクト | 50件まで | 国内取引所のみ |
Gtax | 100件まで | 国内取引所のみ |
取引件数はクリプタクトは50件、Gtaxは100件なので、もし昨年の件数が80件であればGtaxなら無料、クリプタクトは有料プランになります。
「取引件数が30件しかないよ」という方ならどちらのサービスも無料で計算できるけど、国内取引所のみ対応なのでその点、注意してください。
ただ、クリプタクトは無料で計算はできるけど、データ保存と損益結果のダウンロードができないので、これからずっと継続して使うなら有料プラン以上は必須です。
一方、Gtaxは無料版でもデータ保存とダウンロードはできるので、国内取引所のみ利用で、取引件数100件未満なら、Gtaxの方がお得ということです。
料金比較のポイントは「取引件数」と「利用取引所」
さっきの無料版の解説でも触れましたが、料金比較で重要なポイントは以下の2点です。
- 取引件数がいくらあるか?
- 国内取引所だけでなく、海外取引所やDeFiもやっているかどうか?
取引件数とは文字どおり、仮想通貨の売買を何回やったか?の記録のこと。
各取引所で取引履歴一覧が見れるので、利用している取引所すべての件数を足します。
その結果で、プランは変わります。
また、その利用している取引所もコインチェックやZaifなどの国内だけか?あるいはバインナンスやOKXなど海外取引所も含むか?で、さらにプランは変わります。
もっと細かくいうと、DeFiやステーキングなどもやっているかどうかでさらにプランは違っています。
取引件数「300件」と「500件」と「1,000件」の壁
両社の料金表を見比べると分かると思いますが、取引件数300件までならGtaxはミニマムプラン、クリプタクトならお試しプランです。
取引件数300件まで | 料金 | |
---|---|---|
クリプタクト | お試しプラン | 8,800円 |
Gtax | ミニマムプラン | 8,250円 |
この300件未満の条件ならGtaxの方が、クリプタクトよりも550円ほど安くてお得です。
次に、取引件数が301件から500件の間だと、Gtaxがライトプランに上がってしまうのに対し、クリプタクトはまだお試しプランのままです。
取引件数 301〜500件 |
料金 | |
---|---|---|
クリプタクト | お試しプラン | 8,800円 |
Gtax | ライトプラン | 16,500円 |
これだと、Gtaxの方が2倍近い費用負担になりますね。
クリプタクトの方が圧倒的にお得です。
また、取引件数が千件単位になると、Gtaxはベーシックプランが確定する一方、クリプタクトは5,000件までならライトプランの範囲内です。
取引件数 1,001件〜5,000件 |
料金 | |
---|---|---|
クリプタクト | ライトプラン | 19,800円 |
Gtax | ベーシックプラン | 33,000円 |
たとえば年間の取引件数が2,000件だった場合、Gtaxは33,000円、クリプタクトが19,800円と13,000円以上の差が出てくるという訳。
これもクリプタクトの方がお得ですね。
で、クリプタクトも5,001件以上だと33,000円のプランになるので、ここでようやくGtaxと同じ料金に落ち着きます。
年間どれくらい数を取引したのか?は
計算してみないと分からないと思いますが、
とりあえず300件と500件と1,000件が区切り
と覚えておいてくださいね😊
国内のみか?海外取引所も使っているか?
海外取引所をつかっていればクリプタクトもGtaxもライトプランです。
海外取引所 利用時のプラン |
料金 | |
---|---|---|
クリプタクト | ライトプラン〜 | 19,800円〜 |
Gtax | ライトプラン〜 | 16,500円〜 |
ただし、同じライトプランという名前でも、クリプタクトは19,800円、Gtaxは16,500円と金額に大きな差があります。
また、さっきも解説したとおり、ライトプランの取引件数を見てもGtaxは1,000件まで、クリプタクトは5,000件までと大きな違いがあります。
なので、国内と海外の両方の取引所を使っている場合、取引件数が1,000件未満かどうかで見るようにしてください。
DeFiもやっているか?
最後のポイントはコレ。
DeFiをやっていれば、クリプタクトは無条件でアドバンスプラン以上が確定です。
つまり年間55,000税込は最低かかる。
DeFiの利用 | 料金 | |
---|---|---|
クリプタクト | アドバンスプラン〜 | 55,000円〜 |
Gtax | ライトプラン〜 | 16,500円〜 |
Gtaxはだと16,500円のライトプランからでもDeFiには対応しているようです。
これまた件数との兼ね合いになるのだが料金だけ見てもGtaxの方が圧倒的にお得です。
DeFi取引登録機能の使い方|仮想通貨の損益計算ソフト Gtax
料金比較のポイントのまとめ
ここまでの内容をまとめます。
国内取引所で積立、販売、現物トレードだけやっている場合
取引件数300件未満なら、Gatxがお得。
取引件数 | 最適プラン | 料金 |
---|---|---|
100件未満 | Gtaxのフリープラン | 無料 |
101〜300件 | Gtaxのミニマムプラン | 8,250円 |
それ以上は、件数によりお得なサービスが変わるので、以下の表と照らし合わせてみてください。
取引件数 | 最適プラン | 料金 |
---|---|---|
301〜500件 | クリプタクトのお試しプラン | 8,800円 |
501〜1,000件 | Gtaxのライトプラン | 16,500円 |
1,001〜5,000件 | クリプタクトのライトプラン | 19,800円 |
*あくまで目安です。
海外取引所もやっている場合
こちらも取引件数が重要で、
1,000件未満の場合はGatxがお得。
条件 | 適応プラン | 料金 |
---|---|---|
海外取引所利用+ 取引件数1,000件未満 |
Gtaxのライトプラン | 16,500円 |
海外取引所利用+ 取引件数1,001件以上 |
クリプタクトのライトプラン | 19,800円 |
DeFiもやっている場合
同じく取引件数が重要。
1,000件未満の場合はGatxが圧倒的にお得。
取引件数1,000件未満 | 適応プラン | 料金 |
---|---|---|
Gtax | ライトプラン | 16,500円 |
クリプタクト | アドバンスプラン | 55,000円 |
まとめると…
昨年仮想通貨をはじめた方で、取引件数も少なく、コインチェックなどの国内取引所だけを使っているなら、全体的にGtaxを使うとお得になるかなと思います。
あと、年間の取引件数が50万件を超えるとGtax個人版のサービスでは計算ができないので、その規模の取引量になるとクリプタクト一択です。
Gtaxとクリプタクトの機能サービス比較
次に、両社の機能や使い勝手、サービス面での比較をしてみます。
Gtaxやクリプタクトでできることは、基本的にほぼ同じ
ただ、Gtaxもクリプタクトも、どちらもできることはほぼ同じです。
- 取引所からダウンロードしたCSVをアップロード
- 金額のズレや不明な取引があれば修正(補正機能あり)
- 自動計算で損益確定
で、どちらも高額プランになればなるほど以下のようなサービスや機能が利用できます。
👉海外取引所データ対応
👉DeFi取引
👉エアドロップ、ICO、マイニングも対応
両方使ったことがあるわたしの感想だけど、機能面での大きな違いを感じません。
必要な取引履歴のCSVの数が異なるなど、
細かい部分に違いはあるけど、
まぁこれは、好き嫌いの問題かもしれません😅
強いて言えば、オプション面で若干の差があるかな?
具体的にはこんな感じ。
Gtax | 他ソフトからの移行も簡単 |
クリプタクト | API連携(取引履歴の自動取り込み)アリ |
すべての取引所が対象ではないんだけど、個人的にはクリプタクトのAPIは超便利だと思ってます。
バイナンスやOKXなどの海外取引所は、取引履歴データの取得が面倒だったりする…
これがバイナンスにAPI連携していれば、自動で履歴データを取得してくれるので、特に海外取引所を使ってる人はクリプタクトがいいかも。
GtaxにもAPI連携機能はあるんだけど、2023年1月時点でβ版かつ、利用できる取引所が少ないです。
連携できる取引所が増えれば、
さらに使いやすくなると思います。
今後に期待大です😊
・・・
でも、Gtaxは他ソフトからの移行ができるので、たとえば昨年までクリプタクトで計算していたけど、今年からはGtaxに乗り換えたい!
という方でも大丈夫です。
*具体的な方法は、また別の記事で解説しますね。
もしかしたらその利益、自動計算で節税できるかも??
仮想通貨で稼ぐのは嬉しいけど、やはり気になるのは税金ですよね。
「できることなら、少しでも節税したい!!」
みなさん、そう思いますよね?
そんな方におすすめなのがGtaxの税金対策シミュレーションサービス。
これはその年の利益をどれだけ圧縮できるかを、Gtax側で自動計算してくれるという優れものです。
仮想通貨取引の全体で利益が出ていて含み損のある通貨を持っている場合、その含み損のある通貨を売却して損失を確定させ、利益と打ち消しあうことでトータルで支払う税額を減らすことができる可能性があります。
いろんな通貨を取引していると、利益の出ているものとそうでないものとが自分でも分からない状態になっていることも多いです。
このサービスを使うことで、いい塩梅に損失を確定👉利益を圧縮👉節税!!となる可能性もあるというわけ。
他にも、Gtaxは売れない通貨を引取してくれるキャンペーンもやっているので、いちど使ってみる価値はあると思いますよ。
・・・
こんな感じで、金額面での比較だけでなく、こういったオプション面の違いも、判断材料にされるといいかもです。
定額制か毎年買い切りか?支払い方法にも違いがある
料金の支払い方法にも触れておきます。
各社の利用料金は上で解説したとおりだけど、支払い方法が違います。
Gtax | 各年度の計算結果でプランが決定 自動更新ではない |
クリプタクト | 定額制(解約するまで自動更新) |
Gtaxはサブスクリプションではなく、年度ごとに買い切りです。
たとえばGtaxのライトプランを契約するとその年は16,500円かかりますが、翌年、取引件数が大幅に減った場合はお試しプランになることもあります。
もちろん、取引件数や各種条件によりいまより上のプランになることもあるけど、料金は年度ごとに計算した結果で決まるという感じ。
クリプタクトも条件が変われば、プランのアップグレード(またはダウングレード)は必要だけど、
「高いプランを支払ったまま、取引件数は200件しかなかった…」なんて年は、損することになりますよね?
もし、毎年取引件数や内容に差が出るようなら、年度ごとに買い切りのGtaxの方がお得になるかもしれません。
まとめ
最後にもう一度まとめなおします。
料金プランの比較のまとめ
取引件数 | 最適プラン | 料金 |
---|---|---|
100件未満 | Gtaxのフリープラン | 無料 |
101〜300件 | Gtaxのミニマムプラン | 8,250円 |
301〜500件 | クリプタクトのお試しプラン | 8,800円 |
501〜1,000件 | Gtaxのライトプラン | 16,500円 |
1,001〜5,000件 | クリプタクトのライトプラン | 19,800円 |
*海外取引所も使っているか?DeFiもやっているか?でプランが変わる可能性はあります。また、あくまで目安です。
機能サービス、オプション面の比較のまとめ
Gtax | 他ソフトからの移行も簡単 |
クリプタクト | API連携(取引履歴の自動取り込み)アリ |
料金支払い方法の違い
Gtax | 各年度の計算結果でプランが決定 自動更新ではない |
クリプタクト | 定額制(解約するまで自動更新) |
初めて確定申告する方へ。Gtaxとクリプタクトのどちらをや使えばいいか?
初めての申告だと、分からないこともいっぱいだと思うけど、上で書いたとおり、Gtaxとクリプタクトのどちらを使っても税金計算だけならほぼ同じようにできます。
どちらも最初は無料で使えるので、実際に取引履歴をアップロードしたりして、使いやすい方を選ぶといいでしょう。
最終的に、一年間の取引件数であったり、利用している取引所によりプランが変わるので、どちらがお得か?は上でまとめた情報をもとに比較検討してみてください😊
仮想通貨利益の記載だけであれば、やることはとっても簡単です😊
そのあたりのことは、また別記事で解説します。
・・・
なお、今回紹介したGtaxやクリプタトについて、もっと詳しく知りたい方は以下のページも参考にしてください。
●クリプタクト
●Gtax