Zaifの暗号資産FXの使い方を全2回にわたって紹介します。
2回目の今回は、暗号資産FXの特徴と、実際のトレード画面の使い方を解説します。
*テクニカルな話ではなく、画面の操作方法がテーマです。
FX取引には証拠金が必要なので、まだの方は前回紹介した記事を参考にお金を用意しましょう。
それではいっきましょう❗️
目次
Zaifの暗号資産FXの特徴
公式サイトから情報を拝借します。
追加ペア | BTC/JPYとETH/JPY |
---|---|
レバレッジ | 最大2倍 |
手数料 | 取引手数料0円/レバレッジ手数料0.04%/日 |
スプレッド | 変動 |
注文タイプ | 成行/指値/逆指値 (*IFD注文やOCO注文は2022年10月現在開発中) |
ロスカット | 証拠金維持率が100%を下回った時点で発動 |
追加証拠金 | なし |
証拠金維持率 | 有効証拠金(お客様の保有資金残高)÷必要証拠金(ポジションを維持するために必要な証拠金)×100(%) |
暗号資産FX紹介- Zaif(ザイフ)、【FAQ集】暗号資産FXについて
Zaifの暗号資産FXが初心者さんにおすすめな理由
特徴的には目立ったものはなく、
他社さんサービスとあまり差がありません。
でも、Zaifの暗号資産FXは
FXトレード特有の画面のごちゃつきが少なく
シンプルで使いやすい。
あと、FXと現物トレードの画面が明確に分かれているし、
注文方法もいまのところ成行か指値注文だけだし、
操作面からも初心者さんには向いているという印象です。
逆に、FXに慣れた方にはちょっと物足りないかも…。
とくにMT4(トレードアプリ)を使い慣れていると、
操作感がぜんぜん違って使いずらいし、
Zaifのチャートはちゃちくて、あまり使えないのが難点😅
でも、実践のファーストステップとして
「FXってどうやって注文するのかの?」を知る上では、
初心者さんにはおすすめじゃないかと思います。
Zaifの暗号資産FXの取引方法(画面操作)
Zaifにログイン後、サービスから暗号資産FXへ進みます。
以後、流れはこんな感じ。
- 通貨ペアを決める
- 注文方法を決める
- 売りで入るか買いで入るかを決める
- 注文量を決める
- 内容の確認して注文
- 決済(買いで入れば売り、売りで入れば買い)
通貨ペアを決める
最初にBTC/JPYかETH/JPYの
いずれかのボタンをタップします。
BTCはビットコイン、ETHはイーサリアムです。
今回はBTC/JPYで進めます。
注文方法を決める
画面下の注文フォームに進み、
注文方法を成行、指値から一つを選びます。
成行注文と指値注文の違いって?
成行は、現在のレートで注文を入れます。
例えばいま1BTC=300万なら、
その価格でエントリーすることになります。
チャートの流れに身を任せてエントリーするイメージですね。
指値(逆指値)は、レートを指定する注文です。
いまは1BTC=300万だけど、
290万で買えるように予約注文を入れておく。
これが指値注文。
逆指値も、指値と同じ予約注文です。
ちょっとややこしいかもだけど、使いどころが違うだけ。
指値 | 1BTC=300万が290万になれば買う(押し目狙い) |
---|---|
逆指値 | 1BTC=300万が310万になれば買う(トレンド順張り) |
別記事で詳しく解説しようと思います。
今回は初心者さんにも分かりやすいよう、成行で進めます。
売りで入るか買いで入るかを決める
BTCを買うかBTCを売るかのどちらかのボタンをタップします。
今回は買い注文でいきます。
最初は色で覚えていいから、
絶対に売り買いのオーダーミスだけはしないで!!
注文量を決める
仮想通貨銘柄により、注文数量が違います。
最低注文数量 | 最大注文数量 | |
---|---|---|
BTC | 0.01BTC | 10BTC |
ETH | 0.1ETH | 200ETH |
今回のBTCなら、最低注文量は0.01BTC。
2022年10月現在、現物取引なら最低30,000円程度の資金が必要だけど、
暗号資産FXならレバレッジが「2倍」なので、15,000円ほどあれば取引できる計算です。
*「+」「−」ボタンで数量を調整でますが、数字を手打ちすることもできます。
問題なければ、注文内容の確認に進むボタンをタップします。
内容の確認して注文
最後に、内容に問題なければ確定ボタンをタップ。
以上で注文完了です。
決済(買いで入れば売り、売りで入れば買い)
FXは売りと買いの1セットで注文が完了します。
今回のように買いで入れば、売りの注文を入れて決済しないといけません。
それまでの間、買いの注文は画面中ほどにある建玉の所に載ります。
また、さきほどの注文フォームに取引余力や評価損益、証拠金維持率などの数字が表示されるようになりました。
ここで、評価損益や証拠金維持率を見ながら注文の訂正や決済をします。
今回はテスト注文なので、評価損益はマイナスでしたが決済ボタンをおして手仕舞い。
以上で決済完了です。
用語解説
さて、実際にFXの取引してみると現物取引にはなかった言葉がいろいろ出てきました。
この辺りの用語や意味は徐々に覚えていけばいいので、今回は大事な部分だけをざっくり解説します。
建玉とポジション
建玉とは、現物取引でいう未約定注文みたいなもの。つまりは未決済注文です。
そして、この未決済の注文(通貨)を持っている状態をポジションを持つとか保有ポジションと呼びます。
「んん??おんなじ意味じゃね?」と思った方は正解です。建玉もポジションも、どっちもだいたい同じ意味で使われます。
これから為替の取引もやりたい!という方はよく出てくる言葉なので覚えておくとよいでしょう。
取引余力と証拠金維持率
取引余力とは、まだトレードできる資金の目安のこと。
ここの数字が低いと、つぎの注文ができないので、追加で証拠金を入れるなどが必要になります。
証拠金維持率は、ロスカットの判定に使われる数字です。
この証拠金維持率が130%以下であればZaifから証拠金不足の案内がきます。
で、最終的に証拠金維持率が100%を下回ると保有ポジションが強制決済(ロスカット)されます。
さて、初心者さんはどのように立ち回るのがいいか?
ポイントは以下の通り。
- まずは成行で売買してみてFXトレードの感覚をつかむ
- 慣れてきたら、指値でやってみるのがいい
- 証拠金維持率は常に意識しておく
- 最初は絶対少額でトレードすること!
FXは現物取引とは違って、注文後にかかえた含み損がデカくなれば、強制的に取引が終了することがあります。
エントリーの考え方や方向性は合っているのに、少しの価格変動でロスカットに引っ掛かっちゃう😭
そうならないために、レバレッジは2倍とは言え証拠金維持率をなるべく高くする=多めに証拠金を用意する方が最初はいいですね。
なお、Zaifの暗号資産FXでは、新規注文時に損切りと利確も同時に指定する注文方式(IFD-OCO注文)が現在開発中とのことなので、これができるようになれば、立ち回り方がまた変わります。
もし注文方法が実装されたら、また詳しく解説したいと思います。
暗号資産のFX、最後にこれだけは忘れないで!
前回から何度も言っていますが、完全初心者さんにFXはおすすめしません。
もしやるなら、FXの仕組みとリスク、それに最低限のトレード知識やルールを身につけた上で段階を踏んでやるようにしましょう。
このあとできる限りの解説を入れていきますね。